シカ通せんぼ

鹿はわずかな毒性を持つ植物を除き、ほとんどの植物を食べることができます。

そのため、鹿による食害は農作物に限らず、林業の苗木や果樹園などの食害も多くの問題を抱えている方は少なくありません。

林地での鹿の食害対策は、金網柵よりネット柵や苗木一本一本保護するヘキチューブなどが使用されています。

シカ通せんぼは、噛み切られにくするため、補強にステンレス線や強繊維などをネットに入れたものがあります。
鹿は、最大1.8mジャンプすると言われています。
よって、それ以上の高さにネットを張って下さい。そして、余ったネットは外側に垂らします。
鹿に限らず、獣はまず下からの進入を心がけます。
ネットを垂らしていることで、鹿の侵入を阻止すると同時にネットが足にまとわりつき嫌がります。
網の上部には、ロープが付けてありますので、設置の際はロープを広げて下さい。
ネットが自然に広がり、簡単に設置することができます。

熊笹の被害対策<足摺宇和海国定公園>

設置場所:愛媛県愛南町

設置年月:平成12年2月

設置距離:1,600m

篠山(1,064m)の代表的景観であるアケボノツツジとミヤコザサからなる群落において、10年程前からシカの食害により下草が減少する。

篠山の外周にネットを設置し、熊笹の保護。

設置後、高さが低くかったところ侵入を確認したため補修し、笹の生育と共にシカ柵の管理も行っている。

法面緑化の被害対策<東九州自動車道>

設置場所:大分県佐伯市

設置年月:平成23年2月

設置距離:4,000m

建設中の高速道路に法面の山からのシカ侵入する防止策。

網の高さ及び垂らしによる侵入効果が認められる。

資材・図面・認証・検品の施工前、施工後の写真資料を作成する。

国交省に認められる。

植林における被害対策

設置場所:高知県四万十町

設置年月:平成22年2月

設置距離:5,100m

植林後の苗木の捕食、土壌の浸食。

設置後、シカがかかるが侵入はナシ。

高強力繊維を利用によって落雷の心配を避ける。

植林におけシカ&の被害対策

設置場所:愛媛県県久万高原町

設置年月:平成23年4月

設置距離:1,800m

若木を兎に食べられていた。

ステンレス入り+スカートネット+兎対策ネット

兎対策に50cm高さのラセッル網を使用。

シカ通せんぼ
プラアンカー
結束バンド
その他
STEP
杭を打つ

杭は、約4m~5m間隔で打ち付け設置してください。距離の目安は杭2本分、高さは180cm位、シカはジャンプ力があるので、高さが必要です。
設置前、杭をどれくらい打ち付けるか印を付けると高さが統一されます。
鹿用ハンマーを先に被せておきます。ハンマーの両脇の取っ手をつかみ強く下へ打ち付けます。
かなりの重量がありますので取り扱いにはご注意ください。

STEP
通せんぼネットを杭にくくりつける

通せんぼネットの端を杭にくくりつけます。網を拡げる際は、ロープが付いている方を上に拡げていきます。徳利結びにて固定していきます。

STEP
網を広げて設置

網を張り終えたら、網を杭に結束バンドなどで固定。杭1本につき2~3箇所ほど止めてください。
風や斜面による網の傾きを防ぎます。網と網を繋げる時は、網の端に付いている紐で固定して下さい。
杭は、約4m~5m感覚で、高さを1.8メートル位に設置。

STEP
アンカーを打って完成

プラアンカーを打って、地面と網を固定し隙間を無くします。
プラアンカーには「返し」がついています。そのため、一度固定をすると人の手ではなかなか抜くことが難しいほどしっかりと固定されます。

シカ通せんぼ

鹿用の侵入防止網