イノシシ通せんぼ
猪が集落や田畑に近寄ってくる目的は、集落内の木の実や田畑に放置された野菜や果物を狙ってやってきます。
猪の対策は、国の大規模な補助事業により、柵で猪の侵入を防ぐため集落ごとや田畑を囲うように、ワイヤーメッシュなどの金網柵が設置されています。
さらに、電気柵やネット柵は、家庭菜園などで個々に対して設置されています。
電気柵は、金網柵やネット柵と違い電気による衝撃柵です。
他の金網柵やネット柵は、物理柵になります。
長所や短所、目的に応じて、ご利用ください。
イノシシ通せんぼ商品の特徴
二重網にすることでより複雑し、侵入することをより困難にします。
「イノシシ通せんぼ」は、柵となる壁になる部分の網を、二重網にすることで複雑になっており、猪が侵入することをより困難にしています。
高さは、1メートル位です。裾野網は外側に垂らします。これにより、猪の下からの進入と同時に他の小動物などの進入も防ぎます。
「イノシシ通せんぼ」は上部に、ロープを付けてあります。設置の際はロープを拡げて下さい。ネットが自然に拡がり、簡単に設置することができます。
家庭菜園・週末農業など田畑の猪被害対策に、ぜひ「イノシシ通せんぼ」をご検討ください。
対策事例・実績
設置場所:愛媛県愛南町
設置年月:平成19年7月
設置距離:165m
Before 設置前
近くの田んぼは、トタンを張ったりつぎはぎの網を張ったりしだしたので、何かないか探していたところ知り合いに進められて設置。
After 設置後
田植えの時期になると毎年設置し、大きな被害もなく無事に利用 。
設置場所:愛媛県愛南町
設置年月:平成21年5月
設置距離:375m
Before 設置前
長年畑として、利用されておらず、今回畑として利用するに当たり、被害予防として設置。近くでイノシシを見かけているが大きな被害はなかった。
After 設置後
傾斜地なので網を利用。
イノシシは出没しているものの侵入の形跡ナシ。
こちらは早めの予防的処置にての対応で被害を未然に防止している。
設置場所:愛媛県八幡浜市
設置年月:平成21年11月
設置距離:345m
Before 設置前
傾斜地なので対策資材設置に難航を要し、簡易で効果的なものが求められていた。
After 設置後
こちらは県事務所と取組み、効果があり、柑橘の被害なし。
設置場所:愛媛県宇和島市
設置年月:平成22年4月
設置距離:90m
Before 設置前
山の頂上の端のところで猪の痕跡があり、実際に被害も出ていたため、対策の必要性必至だった。
After 設置後
出没はするものの被害は大幅に軽減された。
設置で必要なもの
設置の流れとポイント
杭は、約4m~5m間隔で、高さを1m強に設置してください。
杭は要になるため、ハンマーでしっかりと固定されるまで打ち付けてください。
距離の目安は杭を2本分、高さの目安は丁度ヘソより上の辺りを目安にしていただくと設置の際に迷いなく進めていただけます。
設置範囲が広い場合は、事前に印をしたり、少し穴を開けておくと設置が楽に進めます。
通せんぼネットの端を杭にくくりつけます。網を拡げる際は、赤色テープをしているロープの端が、スタートとします。
徳利結びで固定していきます。杭によっては、引っ掛けがある場合もあります。ご利用ください。
網を張り終えたら、杭に固定していきます。次の網を続けて設置する時は、網の端に付いている赤い紐で繋いで下さい。
この紐で網と網を繋ぐことで、どんな距離にも対応できます。
紐だけでは固定が充分でない場合、結束バンドでしっかりと止めて下さい。
プラアンカーを打って、網を地面に固定します。
隙間なく設置して下さい。
プラアンカーには「返し」がついているのでしっかり固定されます。
イノシシ通せんぼ商品
イノシシ通せんぼ10
猪用の侵入防止網
・400d/30本 10cm目
・ポリ 2m×15m